厳しい自然環境に耐えうる “キャメル”
2014年 01月 09日
フタコブラクダは主に中央アジアに生息し夏は45℃、冬はマイナス40℃の過酷な自然環境の中を生き抜いています。毛が抜け変わる晩春に落ちる毛を集めるため、沢山の毛を採集出来ず希少価値が高いのも納得です。採取した毛は更に選り分けられ繊細な産毛はカシミヤのような柔らかな肌触り、特殊な毛の構造により空気を多く含んで盛り上がる性質から高い保温性、弾力性が特徴です。
また染色をしないナチュラルカラーのままのモノが多く出回っております。駱駝(らくだ)色、キャメルカラーとして色の形容に用いられるくらいですから自然の色をそのまま纏えるというのも魅力の一つではないでしょうか。
大昔から「砂漠の舟」として人々の生活を支えてくれているラクダ。こんなにも素晴らしい毛を私たちに提供してくれています。
by bisyuya
| 2014-01-09 12:04