尾洲屋羅紗店|広島・呉のオーダースーツ、洋服のリフォームショップ


by bisyuya
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お仕立紹介です。

お仕立頂いたコートのご感想をお客さまより頂きましたので、本人様ご了解の上こちらでご紹介させて頂きます。少し厚手のコットン・ステンカラーコートをオーダー頂いたお客様、コットンのコートは着用期間が長く、秋冬から春先のスプリングコートとしてもずっと活躍してほしいアイテムです。


早速ですが、以下頂きました。コメントになります。
『ジャスト・サイズのステンカラー・コートがほしかったのでつくっていただきました。色は定番の白のようなアイボリー。ハリソンズ・オブ・エディンバラのコットンは厚みがあり表面は起毛したようにスムーズで上品さを感じさせます。

 スーツほど細かい調整がいらず、しかもズン胴のステンカラーをわざわざ仕立てでつくることにためらいがありましたが、仕上がりを着てみて正解だったと思いました。身体に沿ったタイトなつくり、冬でも安心な重量感が気に入りました。綿のコートといっても場合に応じて冬でも着たいですよね。

 ステンカラー・コートといえばサラリーマンが横並び的に着ている典型的な「ビジネス・コート」のイメージがあり、ともすれば古いとか堅いと思われるかもしれませんが、決してそんなことはありません。基本的な形は完成されているのでいじらなくても、素材や少し色の違いの工夫でもっと自由に着ることができます。私は今回のコートをノー・ネクタイでツイードのジャケットの上に着てみたいです。

 カジュアル化がますます進み、多くの人はダウン・ジャケット/コートをスーツのアウターとして着ていますが、私は誰にでも似合うステンカラー・コートを着てもらいたいです。オンもオフも野暮ったいダウンではめりはりがつかないのでは。

「最近こんなビジネス・コート着てるのおれくらいよなあ。」と年下の多い職場でカマをかけてみましたが、特に反応はなく本意は伝わっていたかどうか。私の「こんな」はビジネス・コートには見えないでしょ?と言いたかったのですけど。 』
お仕立紹介です。_b0081010_1846164.jpg


以上。


オーダーでお仕立させて頂いたお客様からはオーダーするようになって他人のスーツが気になるようになったと言う声をよくお聞きします。ビジネスの場で駅のホームでどんな気持ちで皆さんが意識されているのかとても気になるところです。生地に拘る、スタイルに拘る、ディティールも考えるクラシックスタイルの楽しみががますます沸いてくるようなコメントだったと思います。

また、せっかくジャストサイズにと書いて頂いたのでフロントを閉めたシルエットの写真も考えたのですが、コートの色と程よく合わせたネクタイの馴染んだ色と、反対にグッと目を引くボルドーカラーのポケットチーフの合わせを一緒に載せたかったのでこちらの写真を選ばせて頂きました。Aさまありがとうございました。


尾洲屋羅紗店 “BISYUYA”|→www.bisyuya.com|→Face book|広島県呉市中通2-5-3|TEL:0823-21-2671
by bisyuya | 2014-01-11 10:00