尾洲屋羅紗店|広島・呉のオーダースーツ、洋服のリフォームショップ


by bisyuya
カレンダー

<   2006年 06月 ( 14 )   > この月の画像一覧

 2006年新作生地仕入れの中から イチオシの

   「 cape town kid mohair 」

エルメネジルド・ゼニア 夏コレクションの中でも最高級クラスに位置する生地です
 (ケープタウンキッドモヘア 53% × スーパーファイン 47%)

ゼニア社が毎年その年の最高品質の原毛を供給した牧場主に送るトロフィー賞(NO.1)
があるんですが、このトロフィーを授与した南アフリカ産の生後6ヶ月以内の
キッドモヘアーとゼニア社得意のスーパーファインウールを絶妙に混紡したのがコレなんです。
 
ちなみに、モヘア100%にしないの?と思った方、100%だときつすぎるんです、、
全ての繊維は独特の特徴をもっています。
それは長所短所があるという事なんですが、それぞれのいい面を絶妙に生かし
1+1が2以上になる生地作りは生地メーカーの腕の見せ所ですね。
モヘア100%だとバリバリの厚紙で作ったような痛いスーツになると
考えていただくとよいでしょう。
 
当店が今夏にこちらのctkmを押すのは単純明快
E.ゼニアさんとの発注会議の際に
 「これはすごい!」
とゆう驚きがあったからなんです。
今までにない 地織りの柄域、清涼感、程よいハリコシ、ツヤ
まさに極上素材といっていいでしょう。
b0081010_23101630.jpg

(写真が悪くてすいません、是非当店で触って 見ていただけると幸いです)
ゼニアさんの公式コメントに耐久性もある となっていますが、
この点につきましては、
当店ではガンガン着られる方にはお薦めできない繊細な生地だと言わせていただきます。

モヘアはアンゴラ山羊(見た目は普通の山羊ですよ)の毛を指し、
光沢、コシが特徴で夏用の素材としてよく使われます。
人によって非常に 好きずき が分かれるのもこの素材の特徴ですね。

今夏の終わりにまだ残っていたら!?
がんばって購入して私個人用に仕立てよう! なんて企んでいます(笑)
by bisyuya | 2006-06-29 23:15 | ◆商品紹介

ネクタイ入荷しました

こちらの五本のネクタイの中にはジャンル違いの一本があるんです。
正解は?
b0081010_1511192.jpg

<一番右 紺、小紋>
マリネッラ → ネクタイ屋のネクタイ
いわずとしれたナポリの大御所マリネッラのハンドメイドタイ。

<右から二番目 ブルー>
アントニオパニコ → ナポリの仕立て屋パニコさんによるネクタイ
ナポリ最後の巨匠パニコ、彼のかっこいいと思う物はかっこいいんです!

<真ん中 オレンジ>
フランコバッシ → ネクタイ屋のネクタイ
1974年にシルクの産地として有名なコモ湖で創業したフランコバッシ。
斬新な柄の提案と丁寧な作りは定評があります。


<左から二番目 赤>
バティストーニ → ローマ創業のシャツの仕立て屋です。
上手くまとまっているなと感じる一本ですね。

<一番左 紺>
ロメオジリ → デザイナーによるネクタイ
アジアの手工芸品をモチーフに民族調ファッションで一躍脚光
を浴びたデザイナーです。

 よって、、
一番左のネクタイがカテゴリーの違うファッションデザイナーによる一品
という事でした。
当店は職人肌、専門に特化した物を扱うという方針ですが、
「良いな!」と思える物は形にとらわれず入荷します。
(食品が並ぶことはないでしょうが (笑)

ロメオ・ジリ、バティストーニ 入荷しました。 ¥5,000 (税込)


         
by bisyuya | 2006-06-27 15:51 | ◆商品紹介

猛威を振るうクレリック

最近 既製品でも町でもよく見かける襟に白の素材を使ったシャツ。
 
一時期のおじさんのイメージ→市場から消える→新鮮にリバイバル
  
   その名はクレリックシャツ。

もともとクレリック(僧侶)、つまり神父の着ている祭司服から白襟が立って
見えた事から、襟の白いシャツはクレリックシャツと呼ばれるようになったそうです。
近年では、カフスをダブルカフスにするなどしてフォーマル感の高い
デザインとして認識されていますが、
元々は、付け替えの襟にどこにでもある白い布を使うということから
経済的でチープなイメージのあるシャツだったようです。

なんにせよ、辞書にものっているようなクラッシックなデザインなのに
今現在かっこいいなと思えるって素敵ですよね。
当店でも他のクラッシックな仕様、新しい素材と組み合わせて、お客様が
自分なりのクレリックシャツを楽しまれています。
b0081010_16171177.jpg

美容師Kさんのシャツ。ピンホールカラーも新鮮に思えるクラッシックなデザイン
ですね。1920,30年代のアメリカンマフィア映画によく見られます。
by bisyuya | 2006-06-25 16:24 | ◆お仕立 men's&ladies

びしゅうや らしゃてん

    尾洲屋羅紗店 株式会社  当店の正式名称です。

よく質問されるのは、「なんて読むの?」 「どういう意味?」 

● 尾州(びしゅう)は尾張(おわり)国の別名です。
 愛知県の北西部に位置する尾張西部地域は木曽川の豊かな水と、肥沃な濃尾平野の
 恩恵を受け、古くから繊維産業が発展してきました。
 現在でもわが国の毛織物生産の約70%を占め、世界でも有数の繊維産地です。
 当店は1938年創業時、尾洲の生地メーカーさんとの直接取引き、
 深いつながりを誇りに、屋号に尾州の名を刻み込みました。

● 羅紗(らしゃ)はポルトガル語のraxaが転じた語で、近世の初頭にポルトガル船が
 持ち帰ったraxa(ラクサ)をラシャと呼んだ事が始まりとされています。
 羊毛を使った生地で地が非常に厚かったようです。
 その頃、スーツを作るには最適の布地だったようですね。
 当店が羅紗店と名乗るのは、スーツを作るのに適した生地を 春夏秋冬 取り揃え、
 お客様に提案していくというスタイルの表れです。

              ↓ ビンテージ物といわれる 半世紀前ほどの生地
               john cooper ,barclays ,beckside mills ,fintex,,,
b0081010_19302567.jpg


         ↑ 当店にあるデッドストックの一部です。羊の油の抜けたバシバシ感、厚み、
            打ち込み、生地の柄すごいですね。
 
     ☆2006年 秋冬に向けて尾洲屋は英国的な生地の仕入れを強化しています。 
       ご期待ください!
  
by bisyuya | 2006-06-23 20:02 | ◆お気に入り

結婚式のお二人へ

先日、キャベツ畑 ( 出版社KG情報さんによるウエディング雑誌 )
のブライダルカウンターにおじゃましました。

尾洲屋とRUBYの洋服をキャベツカウンター内に展示するお誘いを
いただいての事です。当店にとっては非常にうれしいお誘いです。
関係者の皆様ほんとにありがとうございました。
b0081010_0325563.jpg


当店がウエディング業界に参入するきっかけは、
RUBYさん(広島の並木通りでレディースのオーダードレスなどを制作されています)の

「 メンズのオーダーやってよ!」 

というありがたい一言です。 
その後RUBYさんにはウエディング業界の色々な面を勉強させていただきました。
 
 「 結婚式の後も着ていただけるオーダーの洋服を作ろう!!」

これが当店の思いです。
現在 {キャベツ畑 夏号} には一作品ご紹介させていただいています、
具体的な内容は RUBY、尾洲屋にお気軽にご相談くださいね
by bisyuya | 2006-06-22 00:41 | ◆Formal_Wedding

洋服のシミについて

   「あっ!」 ってありますよね。
 
- 大事な洋服にシミがついてしまった時の応急処置 -

 シミの種類は4種類あります。
  
  水溶性        {コーヒー、インク、汗、血液、、}
   油性         {油、マジック、口紅、、}
  水油混性       {マヨネーズ、ドレッシング、、}
  その他、不溶性   {サビ、墨汁、、}

水溶性はシミを軽く湿らせハンカチやティッシュに移し取るようにします。
油性や水油混性の場合は湿らそうとせず表面の油分をつまみ取るようにします。
(化粧品の油取り紙もつかえますね)
その他、不溶性のよごれに関してはそれ以上広がらないようにして触れない。

これらはあくまでも応急処置であり、もう一歩踏み込むと、
特殊な液体(ベンジン、酢など)を使って、プロでなくともシミを上手く落とされる方も
いらっしゃいます。

当店のお薦めは、応急処置でシミの悪化を防いだあとは、原因(付着した物)を
しっかり覚えてプロのクリーニング屋さんになるべく早く持って行くという方法です。

☆ヨゴレに色々な性質があるという事は、洗い方も変えなけりゃいけない筈ですよね
 (万能の洗剤、洗濯方法があれば別ですが、残念ながら今現在ありません(泣)
ウールスーツのクリーニングには大きく分けてドライ、とウォタークリーニングがあります。
これにも長所短所があるのです、、、
当店がナチュラルクリーニングさんを推薦しているのは、知りうる中で一番良い仕事を
されていると判断したからなのです。
(素材への取り組み方やプレスの技術、品質管理など総合的に見て)

興味のある方は是非ナチュラルクリーニングさんのHPをどうぞ!
www.naturalclean.co.jp
by bisyuya | 2006-06-19 21:03 | ◆お気に入り

アフターケア

今日は洋服のメンテナンスの話の中から「かけつぎ」について、

こちら破れた穴を「かけつぎ」したジャケットの後ろ裾の写真です。
どこだかわかりますか? (画質が悪くてすいません、、)
b0081010_2041143.jpg

洋服の仕立て屋はお客様のために仕立てた一着が、その寿命を終えるまで、
お付き合いさせていただきます。 販売した時が終わりではないのです。

お客様の扱いかた、生地の丈夫さなどに非常に左右はされますが、
( 靴はそれがより顕著に表れますよね )
クラッシックな打ち込み、目付けの多い生地、いわゆる英国の生地が極上とされた
時代の物に多い m/400g 以上もある 3PRY×3PRY 三杢撚り などの生地
にいたっては、おじいちゃんのお古のスーツを20年経って孫が仕立て直すといった事も
あります。
そういった生地に多いのは全体的にはほとんど傷んでないのに、小さな虫食いの穴や
タバコの火でついた穴、ヒッカケ傷なんです。 
当店では、洋服が完成した際にお渡しする残布(生地をカットした後に残る布)
もしくは、パンツの見えない部分などを使用し、補繕させていただきます。
この「かけつぎ」の技術はミクロの世界の仕事といいますか、とにかく
根気のいる仕事で、大きな顕微鏡のような眼鏡を使い、繊維自体を一本一本
つないでいきます。まさに職人、プロの仕事ですね。
いつもお世話になっているカケツギ職人さんに感謝、感謝です。
b0081010_2055387.jpg

by bisyuya | 2006-06-17 20:07 | ◆お気に入り

お客さま紹介です。

広島県呉市広町田 (株)ホンダ アーバンの二代目代表取締役 土呂生 修 さんです。

昨年の秋に当店がリニューアルをした際、フラッとお尋ねくださり
E.ゼニアの生地で三つ揃いのスーツをご注文くださいました。
会話の内容は洋服の話20%、その他の話80%くらいの比率で(笑)いつも勉強させて
いただいております。
(雑談の中に見える個性などを汲み取り洋服に反映させる事は仕立て屋の腕の見せ所で、
 立ち仕事なのか座り仕事なのか、勝負服なのか、控えめな存在感を醸し出すのか、
 などなど機能性、シルエット、デザインなどを調節していきます)

個人的に印象に残った言葉がありました。
お仕事についての思いについて話がおよんだ時におっしゃった

     「笑顔を売りたいんです」

という言葉です。それはもちろん車を販売した後のアフターケアでの笑顔、本当のお客様
満足を目指す笑顔、ユニバーサルデザインで統一された店舗にあふれる笑顔、、、
車販売の仕事についておっしゃられた言葉でしたが、
仕事以外の面でも、積極的に町興しのイベントに参加されたり、社会福祉法人「かしの木」
さんとの取り組み、などの話を聞いていると
「みんなで楽しく幸せになろうよ」 
という思いが根底にある方なんだなと、尊敬の念を覚えたのです。

当店も笑顔の生まれる服を作るため日々精進!

b0081010_15492488.jpg
b0081010_15532815.jpg










www.honda-urban.co.jp
  
   
by bisyuya | 2006-06-16 16:05 | ◆お仕立 men's&ladies
尾洲屋メンバーの皆様へ    <2006年6月12~18日>

写真のハンチング帽子は、ジャケットと同じハリスツイードの生地を使い
持ち主の頭の大きさに合わせて作った一点物のサンプルです。
これからの強い日差しに備えていかがですか?薄手の明るい生地(麻や綿)もありますよ。


今回はハンチングタイプ限定、使用生地限定(50点以上から)
となりますが、一律 ¥8,000(税込) で提供させて頂きます。

  生地を選ぶ⇒頭を測る⇒二週間後完成 ¥8,000(税込)
b0081010_12471179.jpg

   
by bisyuya | 2006-06-12 12:48 | ◆商品紹介

おもしろいですよ

こちらは「オーダーメイド」というタイトルの漫画です。(モーニングkc 講談社)

主人公の男勝りの女の子が仕立て屋業界で奮闘するという笑いあり人情ありの
楽しい漫画です。同じ業界に生きる私共の目線から見ても作者の方はよく研究されているな
と思うところもあり勉強になります。

そういえば昨年にはNHKでドラマ化されていましたね。
監修をされた名古屋のテーラー神谷さんは、「主演の女優さんが美しかったよ」と
笑っておられました。
休日の昼下がり、こんな本はいかがでしょうか?
b0081010_14432675.jpg

by bisyuya | 2006-06-11 14:53 | ◆お気に入り